
5月から学んでいる
「植物形態学:植物のカラダのかたち」。
第4回目は、花のかたちについて学びました。
村上先生に花の役割やつくり、分類などの基本的な
要点を説明していただいた後、外に出かけていくつかの
花を採取し、持ち帰って観察しました。
盛夏の今、外ではヒマワリをはじめ、オシロイバナや
ツユクサ、エビヅル、フヨウ、ヤブガラシ、センニンソウが
咲いています。戻ると、採取した花をまず皆で愛でました。

どの花も本当に魅力的です。前回まで茎や葉を観察して
とても興味深い時間を過ごしましたが、今回の花の観察は
皆のテンションが違います。自然と気分が高揚するのです。
あらためて花はある一つの目的を持って(子孫を作ること)、
外界に力の限り(おもに昆虫たちに)アピールしている
のだと実感しました。

センニンソウは今が満開です。バッチのフラワーレメディー
「クレマチス」の近縁種なので親近感もあり、わたしは
この花を観察しました。

とても小さく(1.5cm位)、華奢ですが本当に美しい花です。
けれど、観察には難しい花でもありました。花びらに見える
ガクも、雌しべ、雄しべも、全てが真っ白なので、ルーペで
どう目を凝らしても、はっきり見えません。雌しべは4本に
も2本に見えるので
※、花式図がうまく書けないのです。
十字の花の形と雌しべ、多数の雄しべをおぼろげに
絵にしました。
※ 後で調べたら、センニンソウの雌しべは先端が8方向に
割れて広がっているようです。そうは見えなかったなぁ。。
集中して花を見て絵にしている間、この花に吸い込まれ
どこか別の世界を旅しているかのようでした。(仲間の声が
遠くに聞こえました。)これはまさにクレマチスの状態です。
この植物の種が空を舞う様子にも、満開の花がヴェールで
垣根を覆うような様子にも、別世界を旅するような、心
ここにあらずの状態が見られますが、花をよーくみるだけでも
その感覚になりました。
花にはその植物の特徴が凝縮されていることをあらためて
感じる出来事でした。
また仲間のフヨウやオシロイバナの観察を通じて、花が持つ
規則性にも感動しました。
フソウは5の規則性を持っています。5は自然界の調和を象徴する数です。クレマチスのように規則性があまりみられない様子にも、
またはっきりとした規則性がある花の様子にも、その植物が
独自に持っている生命の秩序(生命力のパターン)が表れて
いるのだと思えます。
これが水に転写されているのがフラワーエッセンスなのだと
実感しました。自然界の秩序ある調和に同調する時、私たちは
シンプルで調和のとれた本来の状態の戻れるのでしょう。
自然の中に身を置くこと、植物に触れることは、本来の自分に
立ち戻るとても大切な機会ですね。わたし自身、近くの公園や
神社の樹木に触れるなど、身近なところからもっと自然と交流
していこうと思いました。
ヒマワリの筒状花
種のできる中心部分は
一つひとつが花なのです。
村上先生、今日も自然で自由なエッセンスを含んだ
情報満載の授業をありがとうございました。
仲間の皆さん、豊かな時間をご一緒できて幸せです。
どうもありがとう。

夏の疲れの出る頃です。どうぞご自愛くださいね。
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