フラワーエッセンスの魅力

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●ボッティチェリの2枚の絵2

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ボッティチェリの描いたアフロディテで思い出す
もう一枚の絵は、よく知られる「春(プリマベーラ)」
(1477-78年作)です。

この絵のほうが「ヴィーナスの誕生」(1485年頃作)より
前に描かれていますが、ストーリーの流れからは、
ヴィーナの「誕生」の後、「春」が到来する様子をみていくと、
さらに楽しめるように思います。
 
よろしければお付き合いください。

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アフロディテ(ヴィーナス)は中央に位置しています。

右側にいる西風の神ゼフュロスが息を吹こうと、
口をふくらませています。

ゼフュロスは春を運ぶ風の神です。

春と花の妖精クロリスに恋をし、抱きつこうとしています。
ゼフュロスの手が触れると、クロリスは花の女神フローラに
変身します。

この絵にはクロリスが妖精からフローラに変身する場面が
描かれています。
ゼフュロスはフローラに花園を与え、春が訪れます。

アフロディテの左側にいる3人の女性は、三美神
(左から「愛欲」、「純潔」、「愛」の女神)です。
「愛欲」と「純潔」の女神が敵対しているのを、
右に立つ「愛」の女神がとりもっています。

アフロディテの上にはエロス(キューピッド)がいます。
エロスは原初の神で、美青年。
アフロディテを母親のように慕い、女神の行くところに
ついて従っています。

この絵でキューピッドは目隠しをし、「純潔」の女神に
ねらいを定めています。

左にいるのはヘルメス(マーキュリー)です。
神々のメッセンジャーとして、その象徴である
羽のついた靴をはき、杖を持っています。
天(神)の世界に訪れた春を人間界に伝える役を
担っていると言われています。

また、甲(かぶと)をかぶり剣を腰にさして、
アフロディテの庭園を守っているという説もあります。

さらに、右手に杖を持って頭上の霧を払っているとも
言われます。
これは、知恵の神でもあるヘルメスが、霊魂を曇らせる
情念の闇(=霧)を払っているという解釈です。

この庭園は「ヴィーナスの誕生」で描かれていた
黄金のリンゴ園のようです。

ヴィーナスの背後の枝は、聖木の銀梅花(マートル)でしょうか。

女神たちの足元にはたくさんの花が咲いています。
そのほとんどが今でもトスカーナ地方に自生しているそうです。

イタリアのこの地方に行ってみたくなりますね。
「ヴィーナスの誕生」同様に、美しい絵です。

参考:
・『ギリシャ神話とオリンポスの神々』(竹書房)
・『ギリシャ神話【神々の世界】篇』(松島道也 河出書房新社)
・[WikiPedia:プリマヴェーラ]
・Earl Art Gallery:
・[WikiPedia ヘルメース]

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●今日のバラ7

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今日のバラは「ゴールドバニー」。

1978年にフランスで生まれた園芸種です。

バラは改良され、数えきれないほどの品種が
あります。

形や色、香りもさまざまですが、どれも優美で、
個性があり、私たちを幸福な気持ちにしてくれます。

自然にかなうものはない、と思う一方で
これほど人間の思いに応えてくれる
植物の懐の深さを感じます。

身勝手な感じ方かな、という思いも持ちながら..。

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